​Pilates is for anybody, but not for everybody.

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​私たちは、「幸せの第一条件は健康」という信念のもと、運動を通してお客様の健やかな体、晴れやかな心の一助となることを志しています。

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ここで強調したいのが、ピラティスではなく「運動」を通してと言う点です。

ナウシカはピラティス専門スタジオですが、どなたにでもピラティスを推奨している訳でも、ピラティスが万能とも思っていません。お客様の目的を伺い、場合によってはナウシカやピラティスよりもジムでのトレーニングをお勧めすることもあります。

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数年前からピラティスが日本でも「再流行」し、ピラティスというのはなんだかすごい魔法のようなものであったり、一部の特別な人がやるキラキラしたものと思われる風潮に少し戸惑いはありますが、運動するきっかけとなる点においては歓迎しています。

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ただし、世間の認識とは違いピラティスはかなり人を選びます。正確には、ピラティスはやる人を選びませんが、やる側はピラティスを選びます。誤解を恐れずに言うと、相性です。​誰もがピラティスに共感できるわけではありません。ピラティスはどのような方にも対応できるようデザインされていますが、思っていたのと違うと感じる人も多いのが現実です。タイトルにある言葉は私がアメリカで学んだ​中で、とくに印象深いものでした。

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​『ピラティスは、誰かのためにはなる。でも、すべての人に合うわけではない。』​

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二の腕を細くしたい、美脚や美尻といった「ボディメイク」と言われるものが目的であればジムでのトレーニングの方が遥かに効率的です。ピラティスは筋肉そのものよりも正しい「姿勢・動き」に注目します。全身を満遍なく動かすことが基本であり、体の部位（パーツ）のサイズやボリュームを狙うものではありませんし、求める程度にもよりますが、そこまでの負荷もありません。

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痩せたい（体重を落とす）なら迷わず食事・食生活の改善からです。痩せる・体重を落とすという意味でのダイエットの場合、運動のしめる割合は多く見積もって２割程度。食事の改善がほぼすべてです。ピラティスだけでは痩せません。

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ピラティスはリハビリが発祥という少々不正確な情報と誇張された運動効果、流行の類で宣伝されていることが、誰もが簡単で楽に、劇的に体が変わるものと誤解される原因なのだと思っています。

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様々な運動（トレーニングメソッド）が流行と共に現れては消える中で、100年以上の歴史があり、世界中にピラティス実践者が存在するのは期待以上の効果があるからに他なりません。​​

 

ただし、目的と手段の合理性、目的達成のために自分をコントロールする意志（この辺がとくに相性です）がなければ、ピラティスに限らずどのようなトレーニングであっても体は早々思うように変わらないものです。

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体を変える・良くするための運動を始める際は​、ご自身の目的・目標と、これから始めようとする運動が合っているかどうかを冷静に見極める必要があります。体が変わらない原因というのは、たいてい、やり方が間違っているか、やっていることが間違っているか、です。

 

​私たちの仕事はピラティスを勧める事がいちばんではなく、お客様に必要な運動をご提案するところから始まります。