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ピラティスで意識したい4つの『骨格』
自分の体を知ること
ピラティスの効果を最大限に発揮するためには、「骨格」の仕組みや役割を理解する必要があります。
体の正しい動きは、正しい姿勢から始まります。

1. 骨盤
骨盤は、上半身と下半身をつなぐ中継的な役割を持つため、正しい姿勢の維持にかかわる重要な部位です。骨盤が後ろに倒れている「後傾」になると背中や腰が丸まりお腹が膨らんだずんぐりとした姿勢になります。骨盤が前に倒れている「前傾」になると反り腰になり、肋骨が浮き出るように開き、前ももに負担がかかる姿勢になります。
ピラティスでは、 最初のセットアップの時はもちろん体を動かしている最中も骨盤の傾きを常に意識します。 骨盤周りを柔軟に動かせることもピラティスの効果を高めるためには重要な要素になってきます。

2. 股関節
股関節は、骨盤や背骨と連動しており、日常のあらゆる動作で使われます。そのため日ごろの悪習慣でねじれ が生じやすく、動きが悪くなりやすい関節です。 運動不足や長時間座ったままの姿勢が続くと股関節を動かすお尻の筋肉が衰え、前ももなどの動かしやすい筋肉ばかり使ってしまい足首や膝にねじれが生じ、脚が太くなったり、むくみやすくなります。

3. 背中の上部
上半身で重要なのが、首の骨(頸椎)と背骨の胸椎という骨が連なっている背中上部。この部分は、ゆるやかなS字カーブを描いている状態が理想的です。現代人の多くは前かがみの姿勢が長いため首の湾曲が浅くストレートネックに、そして胸は前側に閉じ背骨が丸まった状態でかたまっています。ピラティスは、背骨1つ1つの動きと深い呼吸を大切にするためこの部分の柔軟性がとても重要になります。背中上部がかたいと肋骨の動きが悪くなるため、呼吸も浅くなりがちです。
