よくあるご質問
Q. 他のスタジオで「初心者にはマットよりマシンピラティスの方がよい」と勧められました。本当でしょうか?
A. 結論から申し上げると「マシンかマットか」ではなく、「グループかパーソナルか」で選ぶことをおすすめします。 たしかにマシンを用いたレッスンは身体の反応がわかりやすく、初心者にも実感が得やすい側面があります。しかし、熟練した指導者であればマットでも同じように適切な指導が可能です。 マシンを使っていても、それがグループレッスンであれば、お一人あたりにかけられる時間は限られてしまいます。一方で、マットのレッスンでもパーソナルであれば、その時間のすべてがあなたのための指導に充てられます。 また、近年はリフォーマーを使用したグループレッスンを主とするスタジオが増えていますが、マシンの特性上、安全面を考慮すると大人数での指導はエクササイズ内容に制限がかかるのが実情です。怪我や事故のリスクを抑えるためにも、マシンは少人数、できればパーソナルで行うのが理想的です。 最も効率がよいのは「マシンを使ったパーソナルレッスン」ですが、同時に「理想の身体とは、マシンがなくても自由に動かせる身体である」という本質も、どうか忘れないでください。
Q. グループレッスンとパーソナルレッスン、初めはどちらを選ぶべきでしょうか?
A. まずご自身の目的を明確にされることが大切です。 たとえば、改善したい不調や具体的な目標がすでにある場合はパーソナルレッスンをおすすめします。1対1での指導により目的に沿ったアプローチが可能です。 一方で、「まずは体を動かしてみたい」「今の自分の体の状態や課題を知りたい」という方にはグループレッスンが良い入口になります。エクササイズを通じて、たとえば「どの部分の筋力が弱いのか」「過剰に使っている部位はどこか」といった、ご自身の体のバランスや傾向に気づくヒントが得られるはずです。
Q. ピラティスをす れば痩せますか?
A. 「痩せる=体重が減る」とお考えの場合、ピラティスだけでその効果を得るのは難しいかもしれません。体重を落とすには運動以上に食事の管理が重要で、より効率的です。 一方で、「痩せる=引き締まる」という意味であれば、ピラティスは非常に効果的です。過度に使っている筋肉を休め、本来使うべき筋肉を目覚めさせることで体は自然と引き締まり、過不足のないバランスの取れたラインに整っていきます。 ただし、モデルのような体型を目指す場合はピラティスよりもウエイトトレーニングなどを行うジムの方が近道になることもあります。 ピラティスは体重を減らすことではなく、本来の自分らしい体に戻ることを目的としています。体重が変わっても体型は変わらないことがあるように、数値ではなく見た目や感覚の変化に目を向けることが大切です。
Q. 他のピラティススタジオとの違いはなんですか?
A. ナウシカの最大の特長は、トレーナーが「トレーニングのプロフェッショナル」であることです。 私たちは単にエクササイズをガイドするだけのレッスンや、「ピラティスが上手になる」ための指導は行っていません。お客様一人ひとりの体に「いま本当に必要なことは何か」そこに向き合うのがナウシカのピラティスです。 トレーナーは日常的に自らもトレーニングに取り組んでおり、机上の理論ではなく、身体を通して得た実践的な知識と経験をもとに指導しています。だからこそ、お客様に「ただ動く」だけではない、体の変化をしっかりと実感できるピラティスが提供できると思っています。 もちろん、それにはある程度のきつさや難しさが伴うかもしれません。しかし私たちは、トレーニングを通して身体と誠実に向き合うことで、心にも深く寄り添えると信じています。 また、ナウシカのトレーナーはピラティスとトレーニングの双方で世界基準の資格を保有しており、いわゆる「社内育成」や「独自開発」されたローカルな指導法とは一線を画す、高い専門性と品質を保証しています。
Q. セッションはどのような内容ですか?
A. ナウシカ ピラティスのセッションは単なるエクササイズの指導ではなく、「身体の認識」を深めることを重視しています。 姿勢や動作のバランスに注目しながら、全身の筋肉を過不足なく整え、身体機能の回復や改善、そして能力の向上を目指します。 「座る・立つ・寝る・起きる・歩く・走る・引く・押す」といった、日常生活に欠かせない動作をもとにセッションは構成されます。今の身体の状態に合わせて、適切な負荷と最適なエクササイズを選びながら、正しい動きを丁寧に積み重ねていきます。 セッションのはじめには呼吸器や神経系を目覚めさせるルーティンを行い、段階的に運動量を高めていきます。また、常に全身をバランスよく動かすことを原則としているため、「お腹だけ」「脚だけ」といった特定部位に特化したレッスンは行っていません。 身体全体のつながりを感じながら、自分本来の動きを取り戻していく時間——それがナウシカ ピラティスのセッションです。
Q. ピラティスは国家資格ですか?
A. いいえ。ピラティスに関する国家資格は日本には存在しません。 近年「国家資格保有者によるピラティス」などの表現を用い、あたかもピラティス自体が国家資格であるかのような誤解を招く宣伝も見受けられます。また、医療系国家資格を持つ者が、ピラティスの範囲を超えた医業類似行為を法的根拠なく行っているケースも増えています。 ピラティスは、理学療法やリハビリの代替ではなく、あくまで数あるトレーニングメソッドのひとつです。 だからこそ、体をより良くしたいと願う方にとって大切なのは、医学の知識だけでなく、運動指導の専門性と実践力を兼ね備え たプロフェッショナルの存在です。 「体のプロ」であると同時に「トレーニングのプロ」であること。それが、本質的に信頼できるピラティス指導者の条件だと私たちは考えています。
Q. ピラティスには団体や流派の違いがありますか?
A. はい。ピラティスにはいくつかのスタイル(流派)が存在し、目的や考え方により大きく4つのタイプに分けられます。 1. クラシカル・ピラティス 創始者ジョセフ・ピラティスのオリジナルの順番や動きを重視し、伝統的なメソッドを忠実に再現するスタイルです。 2. コンテンポラリー・ピラティス 解剖学やトレーニング理論など、現代の科学的知見を取り入れ、個々の身体に応じて柔軟にアプローチするスタイルです。 3. メディカル・ピラティス 医科学的な視点から、リハビリや機能回復を目的とするアプローチ。理学療法士など医療従事者が関わることも多いスタイルです。 4. エンターテインメント型ピラティス リフォーマーを使ったグループレッスンや、音楽に合わせて動くフィットネス要素の強いスタイルです。エクササイズとして気軽に楽しみたい方向けです。 ピラティスに正解・不正解はありませんが、ご自身の目的に合った指導者やスタジオを選ぶことが、効果を出す一歩となります。その際、指導者の保有資格や所属団体を確認するのもひとつの基準になります。たとえば、ピラティス団体を統括する PMA(Pilates Method Alliance) に加盟している団体からの資格取得者であれば、一定の品質と倫理基準を国際的にも満たした指導が保証されています。 ナウシカ ピラティス代表の申(Shin)は、PMA加盟団体である米国「BASI Pilates」認定トレーナーです。BASIは世界的に最も多くの指導者を輩出しており、「最も美しいピラティス」とも称される、コンテンポラリースタイルの代表的な存在です。